2021年も残すところあと僅かですが、この記事では2021年に発売・公開された東方Project原作作品を見ながら今年1年を振り返りたいと思います。
2021年の出来事
2021年は複数の原作作品が新たに頒布・公開され、東方Projectとしては非常に動きの多い年となりました。
社会情勢としては2020年から引き続き新型コロナウイルスの流行が続いていますが、2年ぶりに開催された「コミックマーケット」を始めとして再開されるイベントなども増えてきました。
まだまだ予断は許さない情勢とはいえ、今年はこれらのこともあってイベントでの原作作品の頒布も約2年ぶりに行われました。
まずは上半期から振り返ってみます。
やはり今年の上半期で一番大きかったニュースは、東方Project第18弾となる「東方虹龍洞」が2月に発表され、3月の「第十八回博麗神社例大祭」にて体験版、ダウンロード販売にて製品版が5月に発売されたことでしょう。
製品版が頒布予定であった「コミックマーケット99」の5月中の開催が延期されたことにより、「東方虹龍洞」は原作ゲームとしては初めてダウンロード販売が最速販売の作品となりました。
ゲームとしてはポップで明るめな作風や拡張性の高いアビリティカードシステムなどが特徴となり、整数ナンバリングのSTG作品らしく多数の魅力的な新キャラクターや新楽曲が登場しました。
その他にも、3月には公式書籍の「東方外來韋編 2021 Spring!」が発売され、原作作品である「東方香霖堂」の最新話も掲載されました。
また、4月には「東方憑依華」のNintendo Switch版とPlayStation 4版がそれぞれ発売され、原作作品としては2作目のコンシューマー移植となるなどもしました。
上記のように、2021年は上半期だけでも多くの展開がありましたが、今年はそれだけでは終わらず下半期も様々な出来事がありました。
まず、ゲームそのものではありませんが、上海アリス幻樂団が制作した原作STG作品の楽曲がサブスクリプションサービスにて8月より配信開始されました。
直接サウンドトラックが発売されていないゲームとしては異例の対応となります。
それと、下半期の大きなニュースとしては、東方Project第17.5弾の「東方剛欲異聞」が「第八回博麗神社秋季例大祭」にて頒布されたことが挙げられます。
弾幕アクション作品としては初の一人プレイ専用ゲームとなり、予想外のキャラクターが活躍するなどして話題となりました。
「第17回東方紅楼夢」ではサウンドトラックの「強欲な獣のムジカ」も頒布されています。
原作書籍では、作画担当の銀木犀先生の体調不良により2月に連載がいったん休止していた「東方智霊奇伝」が、秋巻ゆう先生に作画担当を交代し10月に連載再開されました。
また、昨年より連載されている「東方酔蝶華」も、2021年は引き続き1年間連載が継続され続けました。
最後に、今年のラストを飾るのは「コミックマーケット99」にて本日頒布される「虹色のセプテントリオン」です。
「ZUN's Music Collection」としてはVol.9.5と、「未知の花 魅知の旅」以来2作目の小数点ナンバリング作品となり、市場復活記念音楽CDとして制作されたそうです。
予想の答え合わせ
実は今年の初めに2021年の東方原作の展開の予想記事を書いていたのですが、答え合わせも兼ねてジャンルごとに振り返ってみたいと思います。
↓当時の予想については以下の記事もご確認ください。
整数シューティングゲーム
2011年の「東方神霊廟」から2年おきに発売されている整数STG作品は今年も発表され、「東方虹龍洞」は無事体験版と製品版が2021年に頒布されました。
当初製品版を頒布予定であった「コミックマーケット99」の開催が延期されるなど予想外の事態はあったものの、ダウンロード販売を先行して対応するなど新しい試みもあって無事ユーザーの下に届きました。
小数点シューティングゲーム
予想:今年は頒布されない
結果:今年は頒布されなかった
小数点STGも近年の傾向から予想した通り、整数STGが頒布されたこともあって今年はノータッチとなりました。
秘封CD
予想:変則的な形で頒布されるかも…?
結果:「虹色のセプテントリオン」が「コミックマーケット99」(冬コミ)にて頒布された
「ZUN's Music Collection」Vol.9.5となる「虹色のセプテントリオン」が、冬に延期して冬コミとなった「コミックマーケット99」にて頒布されました。
この作品は市場復活記念の特別な作品となり、小数点のナンバリングや収録楽曲数など「未知の花 魅知の旅」と類似した構成から分かるように、会場限定販売のCDとなります(サブスクやDLでの販売は予定されているとのこと)。
それらの経緯もあって今年一予想外の作品となりましたが、非常に貴重な作品なのでゲットできた方は大切に保管しておきましょう。
弾幕アクション
予想:「東方剛欲異聞」が頒布される
結果:「東方剛欲異聞」が「第八回博麗神社秋季例大祭」にて頒布された
何度かリリースが延期していた「東方剛欲異聞」ですが、「第八回博麗神社秋季例大祭」にて2021年に無事頒布されました。
サウンドトラックの「強欲な獣のムジカ」も立て続けに頒布されたことは、音楽ファンとしては嬉しいサプライズでした。
原作漫画
予想:「東方智霊奇伝」と「東方酔蝶華」の連載継続
結果:「東方智霊奇伝」と「東方酔蝶華」の連載継続中
「東方智霊奇伝」の一時的な連載休止や作画担当の先生の交代などもありましたが、昨年から連載されている「東方智霊奇伝」と「東方酔蝶華」は単行本が2021年もしっかり発売されており、引き続き来年も連載が継続される予定です。
東方外來韋編
予想:下半期に最新号が出版される
結果:上半期に最新号が出版された
2020年は新刊が刊行されなかった「東方外來韋編」も、今年は上半期に最新号が発売されました。
「東方虹龍洞」や「東方剛欲異聞」の特集号は来年以降に持ち越しになるものと思われます。
それ以外の書籍
予想:新作書籍の発売もあるかも?
結果:発売されず
予想が難しい要素ですが、単体の書籍作品は今年は発売されませんでした。
まとめ
2021年は多数の新作が発表され、東方原作としては激動の年となりました。
新たなキャラクターや既存キャラクターの掘り下げなどを始めとして、ストーリーの時系列的な面でも話が大きく進んだものかと思われます。
また、今後に繋がる要素も数多くあったので、2022年の新展開が楽しみですね。
来年も三が日に予想記事を書いてみたいと思いますので、興味のある方はご覧いただけると嬉しいです。
2021年は複数の原作作品が新たに頒布・公開され、東方Projectとしては非常に動きの多い年となりました。
社会情勢としては2020年から引き続き新型コロナウイルスの流行が続いていますが、2年ぶりに開催された「コミックマーケット」を始めとして再開されるイベントなども増えてきました。
まだまだ予断は許さない情勢とはいえ、今年はこれらのこともあってイベントでの原作作品の頒布も約2年ぶりに行われました。
まずは上半期から振り返ってみます。
やはり今年の上半期で一番大きかったニュースは、東方Project第18弾となる「東方虹龍洞」が2月に発表され、3月の「第十八回博麗神社例大祭」にて体験版、ダウンロード販売にて製品版が5月に発売されたことでしょう。
製品版が頒布予定であった「コミックマーケット99」の5月中の開催が延期されたことにより、「東方虹龍洞」は原作ゲームとしては初めてダウンロード販売が最速販売の作品となりました。
ゲームとしてはポップで明るめな作風や拡張性の高いアビリティカードシステムなどが特徴となり、整数ナンバリングのSTG作品らしく多数の魅力的な新キャラクターや新楽曲が登場しました。
その他にも、3月には公式書籍の「東方外來韋編 2021 Spring!」が発売され、原作作品である「東方香霖堂」の最新話も掲載されました。
また、4月には「東方憑依華」のNintendo Switch版とPlayStation 4版がそれぞれ発売され、原作作品としては2作目のコンシューマー移植となるなどもしました。
上記のように、2021年は上半期だけでも多くの展開がありましたが、今年はそれだけでは終わらず下半期も様々な出来事がありました。
まず、ゲームそのものではありませんが、上海アリス幻樂団が制作した原作STG作品の楽曲がサブスクリプションサービスにて8月より配信開始されました。
直接サウンドトラックが発売されていないゲームとしては異例の対応となります。
それと、下半期の大きなニュースとしては、東方Project第17.5弾の「東方剛欲異聞」が「第八回博麗神社秋季例大祭」にて頒布されたことが挙げられます。
弾幕アクション作品としては初の一人プレイ専用ゲームとなり、予想外のキャラクターが活躍するなどして話題となりました。
「第17回東方紅楼夢」ではサウンドトラックの「強欲な獣のムジカ」も頒布されています。
原作書籍では、作画担当の銀木犀先生の体調不良により2月に連載がいったん休止していた「東方智霊奇伝」が、秋巻ゆう先生に作画担当を交代し10月に連載再開されました。
また、昨年より連載されている「東方酔蝶華」も、2021年は引き続き1年間連載が継続され続けました。
最後に、今年のラストを飾るのは「コミックマーケット99」にて本日頒布される「虹色のセプテントリオン」です。
「ZUN's Music Collection」としてはVol.9.5と、「未知の花 魅知の旅」以来2作目の小数点ナンバリング作品となり、市場復活記念音楽CDとして制作されたそうです。
予想の答え合わせ
実は今年の初めに2021年の東方原作の展開の予想記事を書いていたのですが、答え合わせも兼ねてジャンルごとに振り返ってみたいと思います。
↓当時の予想については以下の記事もご確認ください。
整数シューティングゲーム
予想:第18弾となる新作が例大祭で体験版、夏コミで製品版として頒布される
結果:第18弾となる「東方虹龍洞」が発表され、例大祭で体験版、ダウンロード販売で製品版が発売された
2011年の「東方神霊廟」から2年おきに発売されている整数STG作品は今年も発表され、「東方虹龍洞」は無事体験版と製品版が2021年に頒布されました。
当初製品版を頒布予定であった「コミックマーケット99」の開催が延期されるなど予想外の事態はあったものの、ダウンロード販売を先行して対応するなど新しい試みもあって無事ユーザーの下に届きました。
小数点シューティングゲーム
予想:今年は頒布されない
結果:今年は頒布されなかった
小数点STGも近年の傾向から予想した通り、整数STGが頒布されたこともあって今年はノータッチとなりました。
秘封CD
予想:変則的な形で頒布されるかも…?
結果:「虹色のセプテントリオン」が「コミックマーケット99」(冬コミ)にて頒布された
「ZUN's Music Collection」Vol.9.5となる「虹色のセプテントリオン」が、冬に延期して冬コミとなった「コミックマーケット99」にて頒布されました。
この作品は市場復活記念の特別な作品となり、小数点のナンバリングや収録楽曲数など「未知の花 魅知の旅」と類似した構成から分かるように、会場限定販売のCDとなります(サブスクやDLでの販売は予定されているとのこと)。
それらの経緯もあって今年一予想外の作品となりましたが、非常に貴重な作品なのでゲットできた方は大切に保管しておきましょう。
弾幕アクション
予想:「東方剛欲異聞」が頒布される
結果:「東方剛欲異聞」が「第八回博麗神社秋季例大祭」にて頒布された
何度かリリースが延期していた「東方剛欲異聞」ですが、「第八回博麗神社秋季例大祭」にて2021年に無事頒布されました。
サウンドトラックの「強欲な獣のムジカ」も立て続けに頒布されたことは、音楽ファンとしては嬉しいサプライズでした。
原作漫画
予想:「東方智霊奇伝」と「東方酔蝶華」の連載継続
結果:「東方智霊奇伝」と「東方酔蝶華」の連載継続中
「東方智霊奇伝」の一時的な連載休止や作画担当の先生の交代などもありましたが、昨年から連載されている「東方智霊奇伝」と「東方酔蝶華」は単行本が2021年もしっかり発売されており、引き続き来年も連載が継続される予定です。
東方外來韋編
予想:下半期に最新号が出版される
結果:上半期に最新号が出版された
2020年は新刊が刊行されなかった「東方外來韋編」も、今年は上半期に最新号が発売されました。
「東方虹龍洞」や「東方剛欲異聞」の特集号は来年以降に持ち越しになるものと思われます。
それ以外の書籍
予想:新作書籍の発売もあるかも?
結果:発売されず
予想が難しい要素ですが、単体の書籍作品は今年は発売されませんでした。
まとめ
2021年は多数の新作が発表され、東方原作としては激動の年となりました。
新たなキャラクターや既存キャラクターの掘り下げなどを始めとして、ストーリーの時系列的な面でも話が大きく進んだものかと思われます。
また、今後に繋がる要素も数多くあったので、2022年の新展開が楽しみですね。
来年も三が日に予想記事を書いてみたいと思いますので、興味のある方はご覧いただけると嬉しいです。
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