2021年1月30日、「第16回東方Project人気投票Ex」の速報版の結果が発表されました。
 

概要
「第16回東方Project人気投票Ex」は東方Projectの非公式人気投票企画で、今回はベストパートナー部門のみでの開催で投票受付は1月29日に終了しました。
今回公開された結果は速報版という簡易的なもので、コメントや詳細な集計情報、10ポイント以下のペアなどが載っておらず、11ポイント以上のペアの順位と投票数とコメント数のみ載っています。
コメントや詳細な集計情報が載った詳細版は後日公開されるとのことなので、コメントや細かいキャラごとのデータや10ポイント以下のペアのデータが気になる方は公開まで待ちましょう。


投票結果
総投票数 10,849票
1位 博麗 霊夢と霧雨 魔理沙
2位 宇佐見 蓮子とマエリベリー・ハーン
3位 霧雨 魔理沙とアリス・マーガトロイド
4位 レミリア・スカーレットとフランドール・スカーレット
5位 古明地 さとりと古明地 こいし
6位 十六夜 咲夜とレミリア・スカーレット
7位 紅 美鈴と十六夜 咲夜
8位 蓬莱山 輝夜と藤原 妹紅
9位 古明地 こいしと秦 こころ
10位 魂魄 妖夢と西行寺 幽々子

取り敢えず1位から10位までを抽出してみました。
速報版の投票結果の全容については、下記の出典元をご覧ください。



感想と考察
まず、上で抽出した1位から10位までの上位組から見てみましょう。
ペアの通称については、主に管理人が一番目にする呼び方を載せています。

1位は前回と同じく博麗霊夢と霧雨魔理沙のペア(通称レイマリ)です。
これに関しては大方の予想通りというか、前回のベストパートナー部門の結果を知らなくてもこの結果を予想していた方は多いと思います。
東方Projectの主人公組にして看板キャラという知名度もあり、原作での絡みもぶっちぎりで多いので栄えある1位になるのも納得ですね。

2位は宇佐見 蓮子とマエリベリー・ハーン(通称蓮メリ)です。
このペアは前回行われたベストパートナー部門でも2位だったのですが、前回の結果を知らない方からすればかなり予想外のペアかもしれません。
直近のキャラ個別の人気投票では蓮子が27位でメリーは49位と単体では決して最上位というわけではないので、秘封倶楽部のペアとしての人気の高さを改めて感じました。
元々秘封倶楽部は熱心なファンを抱えてはいるのですが、キャラ個別の投票だとどうしても一押し票をどちらか片方に割り振らなくてはいけなかったりと悩ましい問題もありました。
今回ようなベストパートナー部門ならペアとして万全の力を発揮できるのでそのようなこともなく、元来の秘封人気も相まってこのような好成績を残せたのだと思います。

3位は霧雨 魔理沙とアリス・マーガトロイド(通称マリアリ)です。
昔から根強いファンの多いペアということもあり、今回のベストパートナー部門でも3位という大健闘でした。
古くは旧作時代からの付き合いで、その後の永夜抄の禁呪の詠唱チームでペアとして確立されました。
原作STGの最古ペアである永夜抄自機ペアの中でも最高順位なあたり、このペアにベストパートナーというイメージを抱いてい人は多いのだと思います。

4位はレミリア・スカーレットとフランドール・スカーレット(通称レミフラ)です。
その他の呼び方は、二人の関係そのままにスカーレット姉妹とも。
3位までのペアは前回のベストパートナー部門とそっくりそのまま同じ順位だったのですが、このペアは前回6位から順位が上がっています。
近年では智霊奇伝に姉妹そろって共演したりと、追い風が吹いていた面が関わっているのではと推測します。
特に人気の割に原作で露出が極めて少なかったフランの台詞や活躍シーンを見て、新たな魅力に気づいた方も多いのでは。

5位は古明地 さとりと古明地 こいし(通称さとこい)です。
もちろんこちらの姉妹も、そのまま古明地姉妹とも呼ばれます。
4位のスカーレット姉妹と並ぶ人気姉妹ペアが、5位にも続けざまにランクインしました。
二連続で上位に食い込むあたり姉妹ペアの強さがうかがえます。

6位は十六夜 咲夜とレミリア・スカーレット(通称レミ咲)です。
これまでのペアは友人や姉妹などお互い対等な関係のペアばかりでしたが、こちらのペアは主従関係となります。
現在ではすっかり勢力も多くなった幻想郷の中でも、Windows版以降の範囲では最古参となる主従ペアらしくかなりの人気があります。

7位は紅 美鈴と十六夜 咲夜(通称めーさく)です。
6位のレミリアと咲夜は主従関係でしたが、こちらの美鈴と咲夜は同僚ですね。
咲夜が美鈴に好意を抱いてるかのように捉えられる外來韋編のレビューでの8点が話題になったことも記憶に新しいかと思います(実際は数年前ですが)。

8位は蓬莱山 輝夜と藤原 妹紅(通称てるもこ)です。
原作においても殺し合いをするようなライバル関係で有名なペアです。
これまでの他のペアと違い、因縁や愛憎が絡む複雑な関係があるのも魅力の一つなのかと思います。

9位は古明地 こいしと秦 こころ(通称こいここ)です。
心綺楼以来すっかりお馴染みとなったペアで、上位10ペアの中で最も新しいペアになります。
何かと精神面が対比されるペアですが、心綺楼・深秘録・憑依華の三部作で徐々に親交を深めるのを見て好きになった方も多いのではないでしょうか。

10位は魂魄 妖夢と西行寺 幽々子(通称ゆゆみょん)です。
ご存知白玉楼の主従ペアですね。
白玉楼は勢力と言っても現在所属しているのがこの二人しかいないので、白玉楼ペアと言ったらこの二人で通じるかと思います。


上位10位まではこのような感じです。
11位以降にも魅力的なペアは数多くいるのですが、全てを記事で扱うことはとてもじゃないけどできないため、管理人が気になったペアをいくつか抽出して一言感想を載せたいと思います。


まず、13位のフランドール・スカーレットと古明地 こいし(通称こいフラ)ペアです。
なぜこのペアを特筆したのかというと、今のところ原作で直接関わった描写の無いペアでは一番順位が高いという特異性があるからです。
勢力の長の妹・EXボス・姉を悩ませる性格など多くの共通点があり、お互い個々の人気も高いキャラとはいえ純粋な二次創作人気のみでこの順位なのは驚きでした。
前回と比べても18位から13位に上がっているあたり、二次創作の影響力は想像以上に大きそうです。

次に気になったのが16位の鬼人 正邪と少名 針妙丸(通称せいしん)です。
輝針城で最終的に別れた後、弾幕アマノジャクでは再会はしたもののそのまま敵対したので、原作での関係はどうなってしまうのかと一時期心配されていましたが、2019年に発売されたグリウサで再び手を組んで騒動を起こす姿を見せてファンを喜ばせたペアとなります。

あと、以前コメントをしてくださった方が投票したという蘇我 屠自古と物部 布都(通称ふとじこ)ペアですが、前回35位から29位に躍進していました。
おめでとうございます!


最後に、前回ベストパートナー部門が行われた「第十三回東方Project人気投票」で登録されていなかった最新ペアの中で上位3ペアを紹介しようと思います。
ある程度前回の成績で人気が予想できた既存ペアと違い、新規ペアは全く予想できない面があるので実は個人的にはこの層に一番注目していました。
性質上、天空璋・憑依華以降の原作で追加されたキャラが片方でも含まれるペアとなります。

新規ペアの中で一番順位が高かったのは、19位の比那名居 天子と依神紫苑(通称てんしおん)でした。
憑依華で紫苑が初登場して以来、作中での絡みもあって瞬く間に人気となったペアです。
その後、茨歌仙でもコンビで登場して実質主役回を貰ったのも大きかったと思います。

新規ペアの中で次に順位が高かったのは、22位の吉弔 八千慧と驪駒 早鬼(通称さちやち)です。
鬼形獣で初登場した畜生界の組長コンビで、お互い原作ゲームの最新キャラにも拘わらず全体から見てもかなりの高順位をマークしました。
東方で今までになかった組長キャラのコンビということも相まって、大人っぽい雰囲気が多くのファンを生んだのかもしれません。

新規ペアの中で三番目に順位が高かったのは、依神女苑と依神紫苑(通称ひめじおん)です。
最近のキャラなのでこのペアの場合は、通称よりそのまま依神姉妹と呼んだ方が通りがいいかもしれません。
実はスカーレット姉妹や古明地姉妹に続き姉妹ペアとしても三番手に位置しており、最後に別行動になったとはいえ初登場の憑依華での活躍や掛け合いの多さから多くのファンを獲得したのかと思います。


まとめ
記事の長さの都合上言及できなかったペアや物事も多くありますが、これが一通り速報版の結果を見た感想と軽い考察となります。
この記事を読んで楽しんでいただけたら幸いです。
詳細版の結果も記事にしようと思いますので、もしよろしければブログのブックマークやTwitterのフォローをしてくださると嬉しいです。