この記事では黄昏フロンティアと上海アリス幻樂団による東方Project最新作「東方剛欲異聞 ~ 水没した沈愁地獄」に登場するキャラクターを予想してみようと思います。

なお、本記事の内容はあくまで個人の予想です。その点をご承知の上でお読みください。


東方剛欲異聞とは
「東方剛欲異聞 ~ 水没した沈愁地獄」は、黄昏フロンティアと上海アリス幻樂団による合作となる東方Project第17.5弾作品で、ジャンルは弾幕アクションゲームとなります。
これまでの弾幕アクション作品と違い、1人プレイ専用のゲームとなっており、グラフィックやゲームシステム、操作方法なども過去作から全て一新されます。

作品としては、ゲーム面においてもストーリー面においても、水が重要な要素とされている点が特徴となります。
また、地底が舞台となるという点も特徴として挙げられ、これらの2点は(少なくとも現在公開されている範囲の)登場キャラクターの人選に関わっているように思われます。


最新情報
8月13日から14日の2日間にかけて放送される「眠る東方ステーション」において「東方剛欲異聞」の新情報が公開されるとのことです。
リリースを間近に控えた中での新情報となりますので、是非チェックしましょう。



あらすじ
以下、Steamの「東方剛欲異聞」ページのプレストーリーより引用です。

地上に黒い水が吹き出していた。 その水は異臭を放ち、身体に付くと簡単には落とせなかった。 とても生活用水として使える代物では無かった。

その湧き出る黒い水を凶と見るもの、吉と見るもの、 神聖なものと見るもの、邪悪なものと見るもの、 天災と見るもの、経済的暁光だと見るもの、 様々な憶測が飛び交い、一部ではお祭り騒ぎにもなった。

しかしある出来事を境に、浮かれていたものの背筋を凍らせる事となる。 飲料用の湧き水に、美しい清流に、憩いの場である温泉に…… 黒い水は場所を選ばず、湧き出し始めたのである


現時点で判明している登場キャラクター
現時点で「東方剛欲異聞」に登場することが確認されているキャラクターは以下の6名となります。

・博麗霊夢
・霧雨魔理沙
・八坂神奈子
・黒谷ヤマメ
・星熊勇儀
・多々良小傘


現在公開されている登場キャラは、霊夢と魔理沙以外は弾幕アクション作品初登場(過去作のステージ背景などは除く)のキャラばかりとなっています。
霊夢と魔理沙を除くこれらのキャラクターの初登場作品の内訳としては、「東方風神録」1名、「東方地霊殿」2名、「東方星蓮船」1名です。

本作では地底が舞台となるため、地底在住の黒谷ヤマメと星熊勇儀が登場する理由は分かりやすいかと思います。
八坂神奈子は「東方地霊殿」で霊烏路空に八咫烏の力を授け、その後も間欠泉地下センター関連で地底と関係を持っています。
多々良小傘には現時点では地底との関わりが見えないものの、水という要素と深い繋がりのあるキャラクターとなります。
こうして見ると、これらのキャラクターはただ弾幕アクション作品に今まで登場したことが無かったというだけでなく、何かしらの意図があって作品に関わる人選となっているように思われます。


登場キャラクター予想
では、登場キャラクター予想の方に移りたいと思います。

饕餮
既存キャラクターではなく新規キャラクターとしてですが、「東方剛欲異聞」のタイトルが公開された段階から真っ先に登場が有力視されていたのがこの饕餮です。
ナンバリング的に直前の作品となる「東方鬼形獣」で登場したオオカミ霊、カワウソ霊、オオワシ霊が所属する畜生界の巨大組織である勁牙組、鬼傑組、剛欲同盟の内、饕餮は剛欲同盟のトップと作中で言及はされているのですが、各組織のトップとしては唯一ゲームに直接登場しませんでした。

「東方剛欲異聞」のタイトルの剛欲という単語といい、これでもかというくらい登場しそうな条件は揃っています。
実際出てくるかは分かりませんが、事前予想としては有力候補になりそうです。


驪駒早鬼と吉弔八千慧
もし、饕餮本人や剛欲同盟に関連した要素が今作で出てくるなら、対立している勁牙組の驪駒早鬼と鬼傑組の吉弔八千慧の両組長も、既存キャラクターとして登場する可能性はあるかと思います。
特に吉弔八千慧は率いている組織の鬼傑組が、土中や水中、暗闇等からの奇襲を得意とする動物霊の組織と、今作の舞台にかなり合致しているのもポイントです。
「東方鬼形獣」の後日談として、この2人がストーリーに絡んでいく展開を見てみたいですね。


正体不明の組織の関係者
大穴で罠や毒、寄生、擬態、あらゆる卑怯な手段を得意とする動物霊達による正体不明の組織の関係者が登場するかも…。


東方地霊殿のキャラクター
地底が舞台ということで、「東方地霊殿」が初登場のキャラクター達は全員登場しそうな雰囲気があります。
ただ、もう既に「東方地霊殿」初登場の黒谷ヤマメと星熊勇儀の登場が確定しているため、バランスを考えれば出れてもあと1~2名な気もします。
その内、霊烏路空と古明地こいしは過去の弾幕アクション作品に登場済みだということを考えると、キスメ、水橋パルスィ、古明地さとり、火焔猫燐の誰かが登場するということがあるかもしれません。


村紗水蜜
村紗水蜜は地底と関わりがありつつ、水に関係するキャラクターでもあります。
かつて地底に封印されていた上、古明地こいし曰く現在も血の池地獄の味が忘れられず時々地底に来るということなので、登場しそうな理由は十分にあります。
水に関連したキャラクターであるというのも今作にマッチしており、もし登場すれば水を使ったアクションが映えることでしょう。


わかさぎ姫
「The Grimoire of Usami」で多々良小傘が降らせた雨の中を泳いで登場するなど、今まで予想されていたよりも実は活動できる幅が広かったわかさぎ姫も、もしかすると登場できるかもしれません。
設定的にも今作の水という題材は活動できる条件を満たしてそうなので、弾幕アクション作品に登場するなら戦闘で毎回水浸しになる今作かなと思います。


封獣ぬえ
地底に関係のあるキャラクターとしては、封獣ぬえも挙げられます。
弾幕アクション作品未登場かつ、かつて地底に住んでいた大物妖怪ということで候補に入る気がします。


河城にとり
今作では飲料用の湧き水や清流に異臭を放つ黒い水が湧き出たことが問題となっているため、河に住んでいる河童は今回の異変で被害を大きく受けたものかと思われます。
そのため、河童の河城にとりが異変解決に動くというのは、登場の動機としてはかなり自然な理由になります。
また、にとりから河を汚すことを理由に敵視されていた土蜘蛛の黒谷ヤマメも登場するなど、当時は直接対決できなかった因縁のあるキャラクターも登場する等、ストーリーが盛り上がりそうな要素も持っています。
ただ、にとりは「東方心綺楼」、「東方深秘録」、「東方憑依華」と直近で3作立て続けに弾幕アクション作品に出演しているため、その点においては再び登場するかは分かりません。


伊吹萃香
伊吹萃香はかつて旧都で暮らしていた上、同じ山の四天王の一人の星熊勇儀も今作には登場します。
旧都はステージとしても登場するので、ストーリーとの関係性という面においても萃香は接点を持っています。
ただし、萃香も「東方萃夢想」、「東方緋想天」、「東方非想天則」と過去の弾幕アクション作品に登場しています。


まとめ
本記事では主に事前情報を基に登場キャラクターを予想してみましたが、実際のゲームではノーマークだった意外なキャラクターが登場することも普通にありえます。
弾幕アクション作品は再登場する既存キャラクターも楽しみの一つですので、現在判明しているメンバーも含めてキャラクターの掘り下げに期待したいですね。
もちろん、「東方剛欲異聞」にはまだ見ぬ新キャラクターも待ち受けています。
いよいよSteamでストアページも公開され、リリースも目前に迫ってきた「東方剛欲異聞」からは今後も目が離せません。